home > blog > 幾何学図形と富井貴志の木工展始まりました。
幾何学というキーワードで集められた富井貴志さんの木工作品と世界各国の古道具を同じ空間の中で見ていただこうと企画された展覧会です。
いま生まれてきたばかりの木工作品も、何十年、何百年を生き抜いてきた古道具も、ただ単純な、ただそれだけの形に、なんとも言い表しようのない存在感を感じるのはなぜなんでしょう?
究極のデザインとも言える幾何学図形が持つ大いなる力に触れられる美しい展示が出来たと思います。

富井貴志さんの日用品としての木工作品は、いつも、その形に必然性はあるのかと自問自答しながら作られています。
だから、余計な装飾はないけれど、使う楽しみとなる遊び心が、出しゃばらない程度にそっと組み込まれてあるのです。
その絶妙のバランス感覚は、日々使えば使うほど、ますます分かってもらえるはずのもの。
一度使えば手放せなくなる木皿、あると絶対便利なコースター(お手頃価格!)、いつかは持ちたい一生ものと言える(いや、何世代ものと言えるか)刳り貫きの重箱などなど、、ほんとに欲しい木工品が並んでいます。

幾何学の古道具は、本来の用途を忘れて、一つの彫刻作品と考えてもらった方が分かりやすいかも知れません。
小さいもの一つでも、ポンと置かれてあるだけで、部屋の空気が違って感じられます。

今展覧会にあわせて作られた、大沼ショージ写真・サイトヲヒデユキデザインによる記録写真集「幾何学」(atiburanti books 5)も素晴らしいです。
これは、またあらためてブログで紹介させていただきます。(シ)

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