2013年 「祈りのかけら」冨沢恭子の柿渋染めと縄文土偶展、2016年 冨沢恭子「ボロとかばん展」に続き、 3回目となる今回のテーマは「ドゴンの造形と冨沢恭子の柿渋染めかばん展」。 ドゴン族の木彫と冨沢さんのかばんが、ふしぎと違和感なく同じ空間にならびました。 企画のためドゴン族の伝統的な文様をヒントに、かっこいいタペストリーもつくってくださいました。 柿渋染めは、「太陽染め」とも言われ、柿渋の果汁を熟成させた天然染料のひとつで、太陽を浴びて色が濃くなります。 染まった布は強度を増して、丈夫でたくましくなるのです。 冨沢さんのかばんは、力強くてたくましく、大きくてやわらかい布そのものを伝えます。 型紙は無く、縫い進めながら、かばんとなる形が決められていきます。 始めのごわごわとした感じは、使う程にやわらかく馴染んできます。道具として、使い込むことでより良さを感じられるはずです。 是非、手にとって見ていただけたらと思います。(カ)
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