home > blog > 民間的工芸店はじまりました。

民間的

これこそはの品々を求めて、日々、東奔西走する日野明子さんは、「ひとり問屋」と呼ばれています。

日野明子さんは、バイヤーとして、全国のセレクトショップ、百貨店、ギャラリーへ商品供給しながら、クラフトの世界で一目置かれる影のコーディネーターでありプロデューサーでもあります。
その日野さんが、これは絶対良いと太鼓判を押す品々が、ずらりと揃いました。

民芸のものも、個人作家のものも、工業生産品も、みんなひっくるめて良いものは良いのだという独自のセレクトが、「民間的工芸店」です。




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小島鉄平さんのうつわ(長崎)
日野明子さんが審査を担当した2011年「ながさき陶磁器展」の際、妙に気になるスリップウェアが出展されていました。
名前を聞いても初めて聞く名前。しかしとにかく気になる…と、日野さんは、自分の名前の審査員賞に選びます。
その後、本人に会い、工房にもお邪魔したが、この絵のうまさにただただ圧倒されるのだと言います。
すらすらっと空で描けるようになるには相当描き込まねばなりません。微妙に違うその絵を選び出すとなかなか止まらなくなります。



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南景製陶園さんの急須(三重県四日市)
 「お湯の温度とか、蒸す長さとか考えずに、とにかくおいしく煎れられる急須なんて、ないかしら」と、クウネルの編集の方に相談を持ちかけられて、ご紹介したのが南景さん。

「考えずにおいしく煎れられる」か、どうかは解りませんが、日本茶カフェのオーナーと、静岡の製茶メーカーが「この急須は良い」と手放しで褒める…という事実があるのです。
ちなみにこの二人のプロが絶賛したのは<ベンリー>というステンレスの網が張り付いているもの。
「とはいっても、ステンレスの網は苦手」という方には<共茶こし>という、昔ながらの陶器の茶こしのものもありますので、お好きな方をどうぞ。

 

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【写真左下】小泉誠さんのkaiko maru(大阪・東京・三重)
生活を豊かにするデザイナーの小泉誠さんがデザインしたホーローのキャニスター。
企画は東京、デザインとボディーの鉄板は東京で、ホーロー掛けは三重県とう3件縦断プロジェクトで出来上がっています。
見た目より沢山入り、冷蔵庫へのスタッキングして入れられるのでとても便利です。蓋はすべて同じ大きさです。

【写真右下】高野竹工さんの作った箸(京都)
高野竹工さんはもともと茶道具などを作っている工房。その技術を利用した竹箸は繊細カツ上品で使いやすいです。

竹は自分たちで山から切り出して、油抜きしています。

 

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塚本カナエさんデザインの硝子
北欧とイギリスで学んだ工業デザイナーの塚本さんの初期のデザイン。

残念ながら、メーカーの都合で絶版ですが、使いやすいので、今回は特別に蔵出しです。 

 

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亀田竹工さんの青竹の籠(大分県・別府)
竹の産地、大分。竹編みといっても大きく、油抜きをしてから作業する<白竹>と緑のまま作業する<青竹>に分かれます。ざっくり作る青物は青が抜けても良い風合いです。

今回は色が抜けたのでちょっとお求めやすくなっています。


柴田恵さんのすず竹の籠(岩手県・鳥越)
柴田恵さんはすず竹という笹に近い竹を使った物作りを続けています。元々は農閑期の仕事であった竹細工を近所の方々に教え、良質な手仕事を残しています。 



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小笠原鋳造所さんの鉄鋳物(岩手・水沢)
 2012年1月、惜しまれながら亡くなられた小笠原陸兆さんの歴史に残る名品の数々には、その意思が引き継がれ、地元の工房の協力のもとで作り続けられています。
鉄は重く、錆びるものですが、鉄にしかない質感を楽しむためならば、この重さも利点と言えましょう。
フライパンは使い始めは野菜くずを油で炒めて、ならしてからお使いください。



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燕のステンレス製品
新潟県燕は世界に頼られるほどのステンレス加工に特化した街です。
しかし<プロ向け>に徹しているため、なかなか一般の目に留まりにくいものも多いのです。
今回は<プロ向け>で<会社のデザイナー>が作ったやや地味目で、でも使い勝手が良いものをお持ちしました。



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5月11日(土)は、ひとり問屋・日野明子による「バーチャル工場見学ツアー」を開催します。(要予約)

ひとり問屋・日野明子が全国に訪ねた工場の画像を見ながら、問屋ならではの解説をお聞きいただきます。

当日は、すぐご近所の倉敷芸文館でのクラフトフェア「フィールドオブ倉敷」の初日です。
全国のクラフト好きな皆様、夜はこちらのイベントへもぜひお運びください!!